6.ミネラル不足な野菜や果物

現代野菜はミネラル不足?!

健康のために野菜を多くとるように心がけている方は多いかもしれません。しかしながら、昔と今では、野菜や果物に含まれるミネラル含有量が大きく変わってしまっています。非常に少なくなってしまっているです。ですから、栄養をとるために食べても、必要量に届かない事態が起きています。

ミネラル含有量が激減した理由は、現代農業のあり方にあるのですが、詳しくみてみましょう。

現代の農業のあり方

現代の農作物は生産の段階でかなりの農薬が使われています

見た目は立派だけど、栄養は少ない

時代とともに有機肥料から化学肥料の使用が増えてます

農薬の多用、化学肥料の多用、

その結果・・・

現代の野菜や果物は極端に栄養の少ない食物になっています

植物が土壌からミネラルを吸収し、動物はそれを食べることによって体内にミネラルを取り入れています。しかし、最近の野菜に含まれるミネラル含有量は50年前の2分の1から3分の1。あるいは10分の1ともあると言われています。

これは、化成肥料を多用する現代農法の落とし穴で、微量成分を十分に植物が補給すること無く、時間をかけずに多量の収穫のみを目的とした栽培を行った結果です。もともと日本の土壌はミネラル分が少ない上、化成肥料を多用しているため、土壌からミネラル分が枯渇してしまっているのです。

現代と昔では、野菜や果物の色や形が同じでも、その中身の栄養素の含有量が大きく変わってきています。言い換えれば、ビタミンやミネラルが極端に少ない栄養不足野菜が氾濫しているのです。

食品成分の推移 1950年と2000年の比較

1950年と比べ、近年は農作物の栄養素が低下しています。